自分から謝ろう 1202


ある男性は、熱烈な恋愛をして、結婚。
美男美女。
みんなから、祝福された。
とても、羨ましく思われていた。

結婚して20年。
どこで、どんな歯車が、狂ってまわってしまったのか。
10年ほど前から、2人は、きわめて険悪な仲となった。

酒をくみ交わしながら、男性は、妻の文句を、くどいほど、友だちに告げた。
そして、挙げ句の果てには、もう離婚しかないと泣き出した。

驚いた友だちは、こう言った。

「奥さんは、なんにも悪いところはない。あんなにヒステリックにしてしまったのは、百パーセント、君の責任だ。君は、女性の気持ちが、なんにもわかっていない。今夜家に帰ったら、両手をついて、悪かったのは、オレだ。ゴメン、と、低頭しろ」と、ケンカごしに厳しく言った。

酒の勢いもあって、彼は、実行した。
奥さんは、ビックリして、それからは、とても優しくしてくれた。

相手に謝って欲しかったら、自分から謝ろう。
一歩を退くのも、大切なことなのです。

自分から進んで、謝ることができる人は、だれからも好かれる人なのです。
心が優しく、強い人なのです。

2025年07月12日